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【F1】史上最もダサいデザインのマシン4選

F1が多くの人達を魅了する要素のひとつに、F1マシンのカッコよさを挙げる人も少なくありません。

一方で、長いF1の歴史の中では、限られたレギュレーションのなかで性能を追求した結果、「ダサい」と言われてしまうデザインのマシンが数多く生まれたことも事実です。

今回は、醜い見た目で話題になったF1マシンたちを様々なエピソードと共に紹介していきたいと思います。

【F1】史上最もダサいデザインのマシン4選

ウイリアムズ FW26(2004年)

引用:https://i.pinimg.com/originals/d7/52/b3/d752b3949fd40708efdda667635220bb.jpg

名門プライベーターのウイリアムズが当時のディレクターであるパトリック・ヘッド、チーフデザイナーのギャビン・フィッシャーらの元で設計、開発されたこのFW26は特徴的なノーズが物議を醸した一台です。

前年型のマシンであるFW25はチャンピオンチームのフェラーリから、空力学者のアントニア・テルッツィを招き入れフェラーリのマシンに近い空力思想を取り入れたことで
ウイリアムズはタイトル争いに加わったものの王座を獲得するには至らず、このFW26は独自の空力コンセプトを取り入れるように方針を転換。

フロントサスペンションのロワアームの支柱はシングルキールからツインキールに変更され、この効果を最大限引き出すために、ノーズ下に空気流を多く取り込めるよう、独特な形状のノーズを採用。
その独特な形状は「セイウチノーズ」「ウォラスノーズ」などと呼ばれました。

しかしフタを開けてみればこのノーズ形状が仇となり、このFW26はマシンの姿勢変化に非常に敏感なマシンになってしまいラップタイムが安定せず、ウイリアムズは序盤、苦戦を強いられる事になりました。

ウイリアムズは前半戦を終えて勝利を上げることが出来ず、第13戦ハンガリーGPからはセイウチノーズを諦め、オーソドックスなフロントノーズ形状に変更すると持ち直し最終戦ブラジルGPでモントーヤが優勝するというなんとも皮肉な結果となりました。

エンサイン N179(1979年)

引用:https://www.bandierascacchi.com/wp-content/uploads/2017/11/ensign-n179.jpg

1977年のロータス78の登場によりF1では急速にグラントエフェクトカーがトレンド化。

エンサインもこの流れに乗り遅れまいと1979年の第3戦からチーム初のグラウンドエフェクトマシンN179を投入しました。

衝撃的なルックスで現れたこのN179は、マシンの前面にオイルクーラー、ラジエターを配置。

通常サイドに配置されるこれらの冷却系パーツを全面に配置したことでグラウンドエフェクトカーの肝であるサイド下のウイング形状を自由にデザインできるメリットがあったものの、
デビュー戦となった第3戦南アフリカGPでは冷却性能に問題を抱え、オーバーヒートに見舞われてしまいました。

結局、エンサインはこの冷却問題を解消できず次戦のアメリカ西GPからラジエターとオイルクーラーをサイドポンツーン内に移設し、ごく一般的なグラウンドエフェクトマシンの外見にマシンをアップデート。
衝撃的な前面冷却マシンはたった1戦のみの出走に終わってしまいました。

冷却問題は解決したもののこの年のエンサインのマシンに戦闘力はなく、
出走11戦中、予選落ち7回を喫し、4回の決勝出走のうち、完走はたった1回という結果に終わってしまいました。

ケータハムCT05(2014年)

引用:https://vignette.wikia.nocookie.net/f1wikia/images/9/98/Caterham_CT05.jpg/revision/latest?cb=20140712020011

2014年のF1グランプリでは大幅なレギュレーション変更が行わたことでフロント、リヤウイングの全幅やモノコックの高さに規定が変更され前年からマシンの見た目が大幅に見た目が変わました。
その中でフロントノーズ先端の高さに関する規則変更はF1ファンを絶望の淵に貶めました。

この規定では前年よりノーズの位置を低くする必要があった一方、ノーズの幅は細いものでも良いとされたため、
空力性能を重視した一部のチームが、「アリクイノーズ」などとと呼ばれる、先の細いノーズ形状を採用。

中でもケータハムが開発したCT05はモノコックからつながる太いノーズの断面から先細りした棒が生えているような非常にお粗末なものでした。

ドライバーにはF1に復帰した日本の小林可夢偉と、全日本F3選手権でチャンピオン経験もあるマーカス・エリクソンを起用。

攻めたデザインとなったケータハムでしたが
前年までもテールエンダーに甘んじていたその戦闘力は変わらず、最高位はエリクソンがモナコGPで記録した11位で入賞を果たすことはできませんでした。

結局このシーズン限りでケータハムはF1から撤退し、チームは消滅。
このCT05がチーム最後のマシンとなってしまいました。

マーチ711(1971年)

引用:https://preview.redd.it/xk4747mus4941.jpg?auto=webp&s=79855781eb49e2eb25a0a15aa34024429a585136

コンストラクターとしてF1に参入して2年目のマーチが開発した711は、
楕円形のフロントウイングを、ノーズの先端から支柱を伸ばし取り付けた独特な形状を採用していました。

デザイナーはフランクコスティン。
マシンはマーチのワークスチームで4台投入された他、ウイリアムズなどの3チームにも供給されました。

ワークスチームではF1デビュー2年目のロニー・ピーターソンが表彰台5回を獲得する活躍を見せ、
ピーターソンはドライバーズランキングで2位となり一気にブレイクしました。

【動画で解説】F1史上最もダサいデザインのマシン